会報要約 バックナンバー:第15号
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区 分 | 【短報】 |
著 者 | 喜代濱 円 |
所 属 | さっぽろ小鳥のクリニック |
タイトル | セキセイインコ(Melopsittacus undulates)420例におけるMacrorhabdus ornithogaster感染の一施設における回顧的調査 Retrospective study of Macrorhabdus ornithogaster infection in 420 budgerigars(Melopsittacus undulates)in a hospital. |
キーワード | Macrorhabdus ornithogaster、セキセイインコ、疫学調査 |
要 約 | 2011年8月1日から2012年7月31日において、当院に来院した初診のセキセイインコ(Melopsittaccus undulates)420例を対象に、Macrorhabdus ornithogaster感染に関して疫学調査を行った。420例中93例が糞便検査にて陽性であり(陽性率:22.1%)そのうち症状を呈したのは37例(発症率:8.8%)、陽性例のうち発症した症例の割合(陽性群発症率)は39.8%、発症しなかった症例の割合(陽性群非発症率)は60.2%であった。年齢別に調べたところ、陽性率は年齢が上がるほど低下傾向にあったが、陽性群発症率は年を増す毎に上昇し5歳齢以上の陽性例では100%であった。以上よりマクロラブダス症において早期発見、早期治療が重要であると考えられた。 |
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区 分 | 【短報】 |
著 者 | 加藤 律子 |
所 属 | 横浜小鳥の病院 |
タイトル | コザクラインコ(Agapornis roseicollis)の翼部に発生した滑膜肉腫の一例 Synovial sarcoma of the wing in a Peach-faced lovebird |
キーワード | 滑膜肉腫、翼部・上腕部腫瘤、断翼、コザクラインコ |
要 約 | 飼い鳥の翼部には、腫瘤の発生が多くみられる。腫瘤は徐々に腫大し、翼の下垂や飛翔困難が発現するまで飼い主は気づかず、診断時には断翼手術を実施することが多い。今回、コザクラインコの上腕部腫瘤に対し断翼術を行い、鳥類での発生が稀な滑膜肉腫と診断された。術後の経過に問題はなかったが、約3ヵ月後に突然呼吸困難を呈し死亡した。死後の病理組織検査において肺腫瘤は滑膜肉腫の転移と考えられた。本症例はオウム類における滑膜肉腫の数少ない症例の一つと考えられた。 |
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区 分 | 【記録】 |
著 者 | 石井 まりを |
所 属 | 横浜小鳥の病院 |
タイトル | 卵管または卵巣腫瘍の摘出術により合併症を呈したオカメインコ(Nymphicus hollandicus)の4例 |
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区 分 | 【記録】 |
著 者 | 平野 郷子 |
所 属 | グリーン鳥の病院 |
タイトル | 吸入中毒が疑われ死後剖検に供したオカメインコ(Nymphicus hollandicus)の1例 |
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区 分 | 【記録】 |
著 者 | 植松 淳 1)、金坂 裕 2)、浅川満彦 1) |
所 属 | 1)酪農学園大学獣医学部感染・病理学分野獣医寄生虫病学ユニット、2)Bird Clinic 金坂動物病院 |
タイトル | カワウの気嚢から見出された旋尾線虫類 Desmidocercella incognita の記録 New local record of parasitic nematode Desmidocercella incognita from a cormorant (Phalacrocorax carbo) in Japan |
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区 分 | 【記録】 |
著 者 | 海老沢 和荘 |
所 属 | 横浜小鳥の病院 |
タイトル | 糞道内に卵が迷入したセキセイインコ(Melopsittacus undulatus)の1例 |
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区 分 | 【情報】 |
著 者 | 工藤 慈 |
所 属 | さっぽろ小鳥のクリニック |
タイトル | マメルリハインコ(Forpus coelestis)に発生したリンパ腫 |
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区 分 | 【情報】 |
著 者 | 松岡 滋 |
所 属 | あず小鳥の診療所 |
タイトル | 腹部ヘルニアによる腸管の嵌頓が疑われたセキセイインコ(Melopsittacus undulatus)の3例 |
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区 分 | 【情報】 |
著 者 | 吉田 順子 |
所 属 | さっぽろ小鳥のクリニック |
タイトル | 死後の病理検査で腎癌(Renal cell carcinoma)と判明したセキセイインコ(Melopsittacus undulates)の1例 |
要 約 | セキセイインコ(Melopsittacus undulates)がマクロラブダス症の治療終了後も数ヶ月ごとに膨羽、嗜眠、嘔吐、体重減少を繰り返し、2年の経過後斃死した。生前、多飲多尿、握力低下等の症状を呈することはなかった。病理解剖において左右の腎臓が2.0×1.5×1.0cm大の腫瘤に置換されており、組織学的に腎癌(Renal cell carcinoma)であった。本症例では腎癌で一般的に認められる症状は観察されなかったが、マクロラブダス感染後の慢性胃炎の経過中に腎癌を発症し、死因となったものと推察された。 |
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区 分 | 【海外文献紹介】 |
著 者 | 遠藤 智子 |
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区 分 | 【海外文献紹介】 |
著 者 | 阿子島 さおり、喜代濱 円、石原 直子、石田 理能、羽多野 優芳、渡邉 賢介、上田 亜希子 監訳:小嶋 篤史、牧野 幾子、真田 靖幸 |
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区 分 | 【報告】 |
著 者 | 眞田 靖幸 |
所 属 | 小鳥の病院BIRD HOUSE CBL |
タイトル | BDM 2012報告 |
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区 分 | 【インフォメーション】 |
著 者 | 編集委員 |
タイトル | 鳥類臨床研究会 会報投稿規定・原稿執筆要領 |